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穂の国青年会議所紹介

理事長からのメッセージ

2010年度 社団法人穂の国青年会議所
理 事 長 吉 川 邦 博
 

  皆様あけましておめでとうございます。日頃より、社団法人穂の国青年会議所活動に対してご厚情を賜り御礼申し上げます。
昨年を代表する漢字として「新」があり、新政権への交代に代表されるように社会は劇的に新しい方向に向かっている状況です。新しい時代の扉はすでに開かれたのです。
世の中はまさしく激動の時代の真っただ中であり、また世界的にみれば日本はすでに低成長期に入っていると言っても過言ではありません。
何も私は悲観主義者というわけではなく、むしろ楽観主義者だと思っています。人の人生に於いても様々な場面があり、国勢の変化に於いても同様の事が言えると思います。まず私達は新しい低成長期の時代に突入している事をお互いが謙虚に認識し、新しい時代と接しなければいけないと痛感しています。

さて私たち社団法人穂の国青年会議所も同じく昨年度創立五十周年を迎え、本年度次の半世紀に向けて五十一年目の新たなスタートを切りました。
私たちは、この半世紀のあいだ時代背景にあわせて、市町村合併推進運動、各種公開討論会などをはじめ、様々なまちづくり運動を展開してまいりました。
新たな半世紀を目指すにあたり、私たち青年会議所がこの地域に対し地域の皆様と常に同じ目線に立ち、青年会議所本来の原点に振り返って行動する事の大切さをあらためて認識しています。

私達はこの劇的に変化する新しい時代を生き抜く為に何をしなくてはいけないのか。そこで今年は強くしなやかに真っすぐ天を目指す竹を例にたとえて、この地域に三本の竹を植える活動を行います。
それではここで三本の竹(「夢の竹」「地域の竹」「未来の竹」)について、わかりやすく簡潔にご説明させて頂きます。

「夢の竹」
夢を語れる人財を育む為に元来日本人の持っていた倫理道徳観を基に創造力を養う活動。

まずこの地域の将来を担う子ども達に、どんな社会変化にも適応できる生き抜く力の種(将来への夢)をもつ能動的な人財になってほしい。またこの地域を支えている大人に対しても同様に夢をもって頂きたい。何も社会経験の豊かな大人に対して、押し付けで利己的な夢を持たなければと言ってるわけではなく、私達大人の夢とは地域の人達が安心して暮らせる社会、心が温まる社会が大人の夢の一部と考えます。
その夢の実現には何が必要なのか、私は日本人が元来兼ね備えてる倫理道徳観だと思います。私達は過度の自己中心的な風潮が地域の絆を希薄にさせた要因の一つと考えてます。
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、社会全体にも礼儀があるから成り立っており、各々が自分勝手な主張を言い出したらまとまる事も、まとまりませんよね。
今一度「お互いさま」の心を取り戻しましょう

「地域の竹」
私達がこの地域との関わり方を、背中を見せて活動する地域ネットワーク構築活動。

とかく青年会議所は地域のオピニオン・リーダーであると自ら言ってる部分が多々見受けられますが、私はすべてそうであるとは言い切れません。
言うまでもなく私達は特別な存在では決してありません、皆様と同じ悩みを共有している団体だと認識しています。まぎれもなく私達も皆様と同じ地域市民なのです。
私達自らが汗をかき恥をかくような背中の見える活動をしなければ、説得力のある地域事業は不可能だと思います。しいては地域ネットワークの構築につながると確信してます。
活動とは地域ボランティア活動だけではありません、私達も地域経済人の一人であり、お互いのビジネス連携を図り地域の活性化に繋がる活動をします。

「未来の竹」
高度情報化社会に臆する事なく立ち振舞える様に、時代をしっかりと見据え自分で適切な判断ができる力を養う活動。メディア・リテラシー能力を向上する活動。

私達のまわりには様々な情報が氾濫しており、マスメディアの社会に対する影響力は日増しに増大しているように感じます。メディアからの情報を何の疑問を抱かずに受け入れ無防備でいることの危険性を、今私達は真剣に考えなければならないと考えています。
地域の皆様にまずメディアに対して興味を持って頂き、メディアを理解する力(メディア・リテラシー)を地域の皆様と共に学んでいく活動をします。

最後に私達はこの三本の竹を大事に育てつつ、絶えず前向きに地域に明るい光を灯す活動をします。そして地域の皆様と共に将来の夢を語りながら社会に正面に向き合って挑戦し、明るい豊かな社会の実現に向けて、ココロのつながる夢・愛・希望に満ち溢れた地域を目指します。

結びに、新しい年が地域の皆様にとって、最良の年となりますよう心よりお祈り申し上げ、新年のご挨拶といたします。

社団法人穂の国青年会議所
第51代理事長 吉川 邦博

 





■2010年度 社団法人穂の国青年会議所 理事長所信

【はじめに】

竹を目指せ
竹は常に天に向かって真っすぐ伸びていく。
社会変化が目まぐるしい現代に適応する為、受け入れるべき事象は受け入れ、我々の護るべき芯の部分は護り、きちんと節目を持つ。
万が一、竹が折れたとしても地中につながった根によって、異なる場所から新たな竹が芽吹き真っすぐ天に伸びていく。私達もこの地域に志を根ざし、天に向かって伸びるJAYCEEとして竹を目指せ。

社団法人穂の国青年会議所は、昨年度で設立半世紀を経て、本年設立51年目を迎えられた事を青年会議所の先輩諸兄をはじめ、活動を支えて頂いた地域市民の皆様に改めて感謝申しあげます。
地域では、国が主導し私達青年会議所も1997年の総会決議より推進してきた「平成の大合併」について、国が終了を盛り込んだ答申をまとめました。一市四町の合併促進活動も区切りを迎え、平成22年2月1日宝飯郡小坂井町が豊川市に編入合併し、新たな豊川市が誕生します。日本国内においては、経済面ではトヨタショック、政治面ではここ数年で何人もの総理大臣が交代し、そして社会面では、自殺者が事故死者を上回るという異常事態です。マスメディアから日々送られてくる凄惨な事件や、動機不明な凶悪犯罪の増加により、一方的な情報を受けて、私達は心を麻痺させた様に沈黙しています。世界情勢を見れば新型インフルエンザの大流行、地球温暖化問題、食糧問題、サブプライムローン崩壊を起因とするリーマンブラザースの破綻、そして世界金融恐慌からくる経済不況と、混迷を極める事象が起こりました。現代社会では、遠くの国で起きた事が瞬く間に私達の生活に直結してくる程、世界は狭くなりました。
過去の小泉政権時代のさまざまな規制緩和により、数字の上では実感のない景気回復が見られました。その結果社会は勝者と敗者という二極化が進み、現在ではさらに加速している様に感じます。社会の二極化構造は、どちらの側も相手を省みず、自己中心的な行動をした結果、自己責任という言葉だけですべて片付けられてしまう悲しい現象を起しました。   
中身を充分論議せずに改革のみを叫んだ結果が、無慈悲な現代社会の根底にあります。無意識の内に一方的に人との関係に壁をつくり、他者を省みない自己主張を続けた結果が地域とのコミュニケーションの喪失の一因となりました。物質的な豊かさと自らの幸福度は決して正比例しない事や、理屈だけの教育や議論だけでは物事は解決しない事を、皆さんはすでに体験し、理解しているはずです。

【次の半世紀につながる活動として】

かの有名な日本書紀には、聖徳太子が発布した憲法十七条冒頭第一条の条文に「和を以て貴しと為」と記述してあります。これは現代だからこそ強く訴えたい言葉です。私達は和の精神をココロのつながりと捉え、今以上にお互いのココロのかたちを認め合う必要です。日本人は古来より、何事においても穏やかで寛容な民族で、その寛容さこそ日本の大きな特徴であり日本的な、つながりの強さの本質であると考えます。
しかしながら私達の日常の生活は、様々な事象と社会変化の早さに混乱し、予測し難い不安定な社会に対して潜在的な不安を抱えながら将来の夢さえ失い、社会とのつながりが崩壊しつつあります。平成20年度の国民生活白書を見ても、日本人の幸福度は他の諸外国と比べ高齢になっても上昇せず、その主な要因は職場や学校、地域における人間関係と記載されています。
付け加えるのであれば、「夢の欠乏からくる倫理道徳観の欠落」「核家族化と行き過ぎた自己主張からくる地域コミュニティーの崩壊」「高度情報化社会におけるマスコミからの一方的な情報とそれに伴う受け手側の混乱」が、幸福を感じられない要因と私は考えます。
次の半世紀、私達の旅は未知であるが、どんな場面においても和を貴ぶココロを決して失ってはならない。そしてこの永い旅につながる活動として私達は、夢を語れる人財を育む為に元来日本人の持っていた倫理道徳観を基に創造力を養う活動、この地域との関わり方を、もう一度検証・実践する活動、高度情報化社会に臆する事なく立ち振舞える様に、リテラシー能力を向上する活動、これらに知行合一の精神を付け加え、今後も社会の潜在的な不安に対して、絶えず前向きに地域に明るい光を灯す活動をします。そして将来の夢を語りながら正面に向き合って挑戦し、明るい豊かな社会の実現に向けて、ココロのつながる夢・愛・希望に満ち溢れた地域を目指します。

地域に夢を【夢の竹〜夢を語れる人財を育む】

近年国内において、自らの夢を語る事を、避けるような風潮が各世代において見受けられます。自らの将来に対する不信と不安、不満で自暴自棄になり、動機不明の凶悪犯罪が急増につながっているかもしれません。言うまでもなく、日本は他の諸外国と比較し平和であり経済的に豊かであり、現在の平和と経済成長の礎を創った先人に対する感謝と同時に日本人として倫理道徳や誇りを忘却してはなりません。
青年会議所発足当時を顧みると、戦後の荒廃の中で明るい豊かな社会に憧れる強い夢が、会員のココロの糧になっていました。人は生き続けている限り、絶えず夢をもって生きるものであるからこそ、夢を感じた時からその方向に進むものだと私は信じている。この混沌とした時代を生きる術として、決して厳しい現実に目を背けず、時代を見据え夢を持って行動することが必要なのだ。
私達のDNAには日本人特有の「謙遜の美徳」「侘び・寂」等の「慈しみのこころ」が組み込まれており、言葉だけでなく行動によって思いがつながる。これは他国には稀有に感じる日本人的なココロの在り方です。
これらを踏まえつつ、私達はどんな社会変化にも耐えるべく、夢をあきらめない創造力、生き抜く力の種をこの地域に播き、次世代の価値観を見出す契機として夢を語れる人づくりを行います。誰もが倫理道徳を兼ね備え、夢を叶える創造力と慈しみのココロを持って、この地域で活躍するよう幅広く展開し、夢溢れる地域を目指します。


ココロに愛を【地域の竹〜つながる幸せを掴む】

私達が子どもの頃は、地域そのものが家族のようで、人が地域を愛し、地域が人を愛したように感じます。2010年の今、この地域では小坂井町が豊川市に編入合併し、より広くなる豊川市が誕生します。
では私達は今この地域を家族と思い、人を愛し地域を愛し、つながりを実感しているのでしょうか。
私達は過去半世紀この地域のつながり役として、また明るい豊かな社会の実現を目指し様々な活動を展開してきました。その活動の根底にある精神はJC宣言・JCI綱領・JC三信条です。JCI綱領の最後において、

That earth’s great treasure lies in human personality; and
That service to humanity is the best work of life.
(人間の個性はこの世の最高の至宝であり、人類への奉仕が人生最善の仕事である)

とあります。私達はこの言葉の意味を真摯に鑑み、地域で思いっきり汗をかき恥をかき、この言葉のとおり行動していきます。
人は一人で生きているのではありません。他者と共に生きているから、そこに愛が必要なのです。だからこそ今、まず身近にいる隣人同士、お互いに関心を持ち、助け合い、そしてつながることが重要です。設立半世紀を一つの契機と捉え、青年会議所活動の原点に振り返り、かつ今後永続的に続く私達の活動に、今まで以上に説得力を加えます。そして地域の人達と共に地域の諸問題を共有できる環境で、人生最善の仕事を通じて地域とココロをつなげていき、愛溢れる地域を目指します。

また昨今の経済不況の中で地域経済はもちろんの事、当青年会議所メンバーも不況の煽りを受けている様に感じます。
青年会議所メンバーは多種多様な職業の集合体であり、異なる業種がつながる事により他に類を見ない非常に独自性に富んだビジネスが構築できると予見し、そのビジネスネットワークが相乗効果となり、地域経済の発展に寄与すると確信し推進していきます。

未来に希望を【未来の竹〜私達の未来とつながる】

私達は“リテレイト”なのか“イリテレイト”なのか。

私達は多くの媒体から様々な情報を受けながら生活しています。メディアを通して得られる情報に対して、何の疑問を抱かずに無条件で受け入れ無防備でいると、その情報によって思考が固定化した状態に陥る危険性があります。政策や都市計画一つ例にとっても立場が変われば、そこで公表されるデータはそれぞれ異なり私達の意向が、あらぬ方向に意見誘導されてしまう危険もはらんでいます。
そこで私達はメディアを通じて、氾濫する情報に対してリテラシーの向上をさせ、将来の様々な事象に対して的確な判断ができる活動をし、私達の未来に適切な判断ができる力を養い、希望溢れる地域を目指します。

また2009年度は公益法人制度改革に伴う新制度がスタートする初年度でした。
周知のとおり公益法人法の改正により名称変更も含めて今後私達の進む道は私達自身で決断し設立半世紀を経たLOMとして何を削り、何を残すかを見極め、検証する必要があります。ただ制度改革ありきの議論だけで、私達JCが本来もっている活動の自由さが失われては元も子もありません。今一度、私達の未来の方向性を慎重に議論し選択していきます。

そして私達は、青年会議所の理念が今後も永続する為、未来を担う会員を拡大し、将来を担う人財を育成します。

豊かな土壌を創る【竹の根が張るように】

私達は過去半世紀に渡り、青年会議所活動を通じて出会った団体とのつながりを、大きな財産と考えます。まさにそれは、この地域の根底にある力強い根と認識します。
そこで本年は、明るい豊かな社会の実現に向け、真っすぐ伸びる竹の根の如く、その根をさらに強靭なものにする為に、この地域の各種団体と連携をはかります

また近年、経済環境の大きな変化などを理由に、活動に消極的な会員が見受けられます。私達は崇高な政策と事業ありきで、会員のココロが置き去りにされていた感覚もありました。どんな立派な竹を植えても豊かな土壌がなければ根が張らずに育ちません。そこで会員のココロがつながる交流を目指し、円滑なLOM運営に努めます。

【さいごに】
今年度、私達の植える三本の竹が将来どんな風雪にも堪えうる大きな竹になるには、豊かな土壌はもちろん、強い根と栄養分が必要不可欠であります。
強い根とは胸襟を開いて語り合う青年会議所活動と、私達も含めた地域市民が語る将来の夢、そして栄養分とは地域が必要とするJCとしての誇りとJAYCEEとしての意識の高さにあります。
 今必要なのは、私達自身が変わる事だ。「JCを自分の中で楽しめること」が増えることにより持続可能な活動となり、青年会議所活動の繁栄につながるのだ。目的意識がわかりやすく、かつ参加する価値を見出せる説得力のある活動を行います。

つながるココロの幸せ、たくさんの笑顔、私達の活動がこのまちを明るい豊かな社会に導きます。



社団法人穂の国青年会議所
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